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帰ってきた「楽おじさんの木考あれこれ」

ウッドアート楽店主の「楽おじさん」こと矢羽田です。

今日から少しづつですが、工房での日々の出来事や、お客様からよく聞かれることなどについてブログとして書いていこうと思います。

じつは2018年5月まで、「ヒタスタイル」という地元のフリーペーパーに「楽おじさんの木工あれこれ」というコラムを3年間連載していましたのでその続編です

読んでくださっている方

どうぞ細く長くお付き合いください

 

さて、ここから本篇

先日、町内にある宿泊施設「奥日田温泉うめひびき」の角谷社長がいらっしゃいました。

こちらのお宿は、朝もやに包まれる山間の景色を堪能できる人気の温泉宿泊施設で、9月18日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」でも紹介されていましたので

ご存知の方も多いかもしれませんね。

当工房の制作したお子様用の食器など数点、お客様用としてご利用いただいています。

お泊りになったお客様が、ありがたいことにそれらの器を気に入ってくださり、工房にお立ち寄り頂くこともしばしばです。

今回は、お客様がご飯を取り分ける際の「しゃもじ」のメンテナンスについてのご相談でした。

このしゃもじ、偶然にも糸島で「工房雲」という木工房をやっている私の兄弟弟子の作ったものでした。

サイズなどちょうどよく使い勝手も良いが、どうしても先端が傷んでしまうとの事。

木のしゃもじで、相手は鉄窯なので削れてしまうのはどんなに硬い木や塗装をしても避けられないので、

定期的に傷んだところのみを削ってささくれをなくして使うことと、スペアでいくつか余分に準備しておくことを提案しました。

あと、うめひびきさんの意向として、できるだけ地元の業者といろんな意味でお付き合いをしていきたいとおっしゃっていただきましたので

メンテも追加製作もうちでやらせていただくことになりました。

ウッドアート楽にも定番商品としてしゃもじはあるのですが、今回の用途としては少し大きいので、

スペアを作るのであれば今お使いになっているものに近い大きさのものでないといけません

そうなると同じものを作るのが無難なのですが、弟弟子とはいえオリジナルデザインの商品と同じものを勝手に作るのは、

作り手のモラルに反すると思いますので、私なりの解釈で違うものを製作させていただくことになりました。

今以上に気に入ってもらえるように頑張ります。

もちろん、工房雲さんのしゃもじは、使いやすいと評判の人気商品だそうなのでおすすめですよ。